30歳のわたしの死ぬまでにやりたいことリスト


一応目標としていたし、数字的に節目と思っていたにもかかわらず、ブログ100件目がついついどちゃくそ陰湿な記事になってしまった。だから101投稿目はなにか前向きなことを書こうと思った。この先の指針になるような。

それで大局的にわたしは人生で何かやりたいことが明確にあるのか、と考えてみたけれど、特に思い浮かばなかった。30歳まで生きているイメージがあまりないまま、ここまで来てしまった。借金も持病も世話をすべき他人もいない、金儲けや家族を作ることへの切実な欲求なんて持っていない。上り詰めたい地位も会いたい芸能人も勝ちたいゲームもない。やりたいことがあるわけでもなく、どうにもならない状況に切羽詰まるわけでもなく、ただ道に迷ったままふらふらとしている。

最近ずっとバタバタしていてタスクを自分で制御できず、過去の自分が入れた予定に疲れて振り回されている感覚があったから、一回立ち止まってこの先半年くらいの見通しについて考えてはいた。今関わっている仕事のこと、家庭形成をしつつある近しい友人たちの記録写真を撮ること、自分の写真展示や旅zineを作ること。ものづくりや文化が好きな人たちと知り合い、楽しいことを一緒にやってみること。ゆっくり気が向いた時に進めているこれらを、もうちょっとしっかり手綱を握ってやり遂げたいと思ったからだ。

でも死ぬまでにどうしてもやりたいことと言えば、

  • スカイダイビング
  • ウズベキスタンに行って半年くらい言語と芸術と食にひたって過ごす

ぐらいしかない。すぐ達成できてしまいそうだ。

あてどのない旅とかささやかな恋愛とか美味しいものを食べるとかはもう20代のうちにそこそこやって、別に頂点を目指すこともなく満足してしまった。一口味わって「ああ、こういう味ね、わかった。」と思うと、他のことに目が向いてしまうくらいに飽き性だ。それにそもそも目の前のことで精一杯、ありあわせでなんとかする性質なので長い時間軸で考えたときにはっきりとした欲求を持っていない。数値でもロールモデルでも、こうなりたいという理想のイメージが貧弱だからなのかもしれない。日本に住んでいたら、そんなに先まで考えて自分の地位や資産を構築しなくてもなんとかなるだろう、野垂れ死ぬならまあそれまで、と悠長に構えているので責務感も薄い。

強いていうなら…

  • また鳥を飼いたい(小学生のとき実家で飼っていた)
  • 壁画を描きたい
  • まとまったフィクションを一本完成させる
  • 告白という儀式を経て交際をする(いつもなし崩しで始まっては終わっていたので皆のする儀式をやってみたい)
  • 文か写真で本の出版に関わる
  • 詩作をして納得のいく作品を作る
  • だるくないまっすぐな身体を手に入れる
  • 起きた時に毎日すっきりしたい
  • ベリーダンスを一曲自分で自在に踊る
  • 学術の世界にまた関わる
  • 断食道場にいく
  • 目をつけている関西のイケてるパン屋を一通り巡ってみる
  • シルクスクリーンTシャツを作る
  • SF映画をたくさん見るう
  • トニ・モリソンを原著で全作読む
  • 2回しかしたことがないスノーボードを上達して、どっち周りでもいいから回転ができるようになる
  • iPad+クリップスタジオのベクター絵を描く
  • 世界美しいなあ、と呑気に日々を過ごす

おっ。調子でてきたんじゃないだろうか。まあまあ長期に渡りそうな願望が書き出せた…多少叶わぬ願望も入っている気がするけれど。これで20個。

もっと小さなものなら、

  • いい感じのステッカーを作る
  • ターキッシュブレークファストの会をひらく(トルコの朝ごはんが好きなのだ)
  • 買ったままになっているサイアノタイプ (日光写真)の現像をする
  • アイシングクッキーを作る

うん、今・来月中にでもできそう。24個まで来た。

次、やったことがない世界を求めすぎず、人並みを目標にしてみる。

  • 今周りにいる人の文化感度・生活感度共に心地がいいのでそれを維持する
  • 夜によく寝て朝まともに起きる
  • お風呂にちゃんとつかる
  • もうちょっと頻繁に髪を整えにいく
  • 今目の前に積まれている本をちゃんと読んでから図書館に返す
  • hunter×hunterを読む
  • Beastars、約束のネバーランド、大奥、進撃の巨人の最終巻を読む

途中、ただのタスクが混ざっている。でも好きだった漫画の最終巻を読み切って死ぬのは大事かもしれない。31個。

何かをしないということも、また行為である。ということで以下の二つを追加してみる。

  • 我慢が必要な労働はしない
  • スマホをもたない

よいこらしょ、と引っ張り出していたら色々思いつくもので、追加で大小雑多に書いてみる。わりと野望に近いかもしれない。正社員、実は一回やってみたい。

  • どんな形態でもいいので家族らしいものを形成してみる
  • 花火を自作する
  • お酒を作る
  • 海釣り
  • 真面目に性とジェンダーと身体性を考えるミュージアムを作る
  • わたしの言葉でだれかの生きる場所を少し広げることができる
  • 正社員をする


40個も思いついたので、自分にとっては快挙だ。ちょっと驚いている。ブログ記事にしてみてよかった。自分の脳内だけだったら、劣化ゴムの自転車タイヤのようにプシュウと音を立ててしぼんでいただろうことを、文章はつなぎ止めておいてくれる。実行力と推進力の容量が少ないわたしだけど、無理に見えるものを目指してまず小さな段差に足をかける行為が、書き留めるということなのかもしれないな。

昔は獣医になりたいとか国連で働きたいとか途上国で支援をしたいとか言っていた。でも今のわたしには名誉欲がないし夢の仕事もない。力を抜いて無理をしない方へ、しない方へ、いつも少しダウナーなまま流されつつある。ただ自分の苦にならないことで生きるに足りるだけのお金を稼ぎ、おおらかで文化感度の高い人たちの周りで、自分の手でものをつくり美味しいものを食べていたら幸せみたいだ。それからその途上で誰かをすこし楽に楽しくできたら、それが一番いいな、と思っている。

追記 思いついたら書き加えるセクション。

  • 180度開脚(関節だけでなく筋肉を柔らかくする)
  • バライタの暗室現像
  • 有名すぎて読んでいない本を読む(深夜特急、金閣寺、スタンド・バイ・ミー、愛について、悲しみよこんにちは など)
  • 家庭菜園
  • 養蜂
  • 中島みゆきのライブに行く
  • 400ccくらいのマニュアルバイクでツーリング
  • ユーラシアツーリング
  • 東北地方一周
  • 熊本・天草と長崎県隠れキリシタンの足跡を巡る旅(友達の帰省にくっついていく)

とまあ、色々書き足してはいるんだけど生に執着するほどの悔いはないので、いつ死んでも大丈夫だと思っている。

死に方だけ穏やかであってほしい。

あ、これも「やりたいこと」に入るのかもな。