やるべきことに取り掛かるのが深夜: メンタルブロックと不得手な目標計画設定

 

前の投稿では、「内容のあるまとまったものを最近書けない」というグチを言いつつ、なにか書くとしたら楽しく人が面白いと思うことにしたい、そのネタとなるようなこととしてどんな楽しいことを経験してきたかな、と思い出しながら書き出してみた。

そして、いろんなことに思い当たったのだけど、全部「あ、工程も作業量が多いから、今すぐ取り掛かって今すぐ終わらせられるものではないな」という思いとともに、頭のなかの “いつかやりたい” boxに押し込められてしまった感覚がある。そこは、夢=霞の世界。

やりたいことは色々あるのだけど、着手するのは誰の目にも触れない、あるいは誰にも評価されようのないことばかり。逆にそれらには安心して適当に手をつけられるということは、やっぱりちょっとでも「ちゃんとしなきゃ」という思いが入ったとたんメンタルブロックがかかってしまうのだろう。それはいくら「軽く、小さくはじめたらいいんだ」と頭では理解していても同じだ。

特に評価の場に立つことが確実だと、肩に力が入って、目標や計画策定と競合の観察などのタスクが一気に知覚される。その瞬間苦味と痛みが入り混じったような感覚が走るのだ。それで、逃げて逃げまくった挙句締め切り前に泣きながら作業し、低空飛行で通過するというパターンを繰り返してきた。この正体の半分は、トラウマか不安か自己否定か。とにかく今までの記憶に怯えきった、反射的な防御反応である気がしている。そして、あとの半分は「うわあ、めんどくさいな」である。

それはわかっているのだけど、じゃあどうやったら改善されるのかは未だに試行錯誤中だ。ポンコツな自分が諦めていないだけえらい、と気持ちを奮い立たせながら。

というわけでここ最近は合言葉を「ひとつ、ひとつ」にしているのだけど、これが効くのも、気が散りにくい時間帯のみだ。それは、正常な行動規範を持った人たちが深く眠り混んでいる時間である。

今これを書いているのは深夜も深夜、なんなら超早起きの人はもう起きているような時間だ。地域内『朝のリレー』 (谷川俊太郎)ができる。こういう、ちょっとでも脳みそを通過させたような内容のブログ投稿に代表されるように、起床してから15時間くらい経って、気が散る余力もなくなってきてからようやく取り掛かれる。でもそれじゃやっぱり多くは進められなくて、1-2時間で疲れ果ててスイッチが切れるように寝落ちしてしまう。そして案の定、次の日(というかその日)起きたら太陽はもう高くなっていて、わたしは日光に突き刺されながら「ああ、またやってしまった」と絶望感を感じる。

Getting Things Doneという、タスクマネジメントとかライフハック業界では古典とでも言うべき本と考え方がある。ゴールが見えないなかで立ち止まらずにどうやって淡々とプロジェクトを進めるかの参考としてとてもいい。

GTDは、やらなければならない仕事に関する情報を蓄え、追跡し、思い出すことを、簡単にするにはどうすればよいかという心理学的基礎に基づいている。…ある活動を行う際にわれわれがぶつかる「心理的障害」の多くは、非効率な「フロント=エンド」式計画(例えば、どんなプロジェクトでも、何を達成すべきか、そのためには何をすべきかを、情報収集してまず最初に明らかにしなければならない)のために引き起こされるという。彼によればもっとも実際的な方法は、まず何をしてどこまで達成すべきかを全部考え、そのあと一連の行動を計画なしで自動的に行うことだという。

-Wikipedia 「Getting Things Done」 より

わたしは目標を立てるのがとても苦手で、いつも目の前のことに流されるようにして生きている。人との約束や契約の締め切りは、なんとか守るのだけど、アイゼンハウワーの第二象限、つまり「今すぐやらなくてもいいけれど自分の人生には大事なこと」が全然すすまない。

出典: 「タスクの優先順位を4つに分けて管理する「アイゼンハワー・マトリクス」とは?」(https://gigazine.net/news/20201123-eisenhower-matrix)

それにキャリア目標をたてて逆算して今の行動を決める、なんてことには抵抗感が強い。そもそもそこに意味はないような気もする。世の状況というのは5年もあれば大きく様変わりする。手持ちの情報の中で一番戦略的に最適な道を分析するより、今現在の自分の心の動く方向に耳と鼻を研ぎ澄ませているほうがいいと思う。だから逆算の指導が就活セミナーでされたときは、まだその理由もわからないままとても嫌な気持ちになり、そのうち発疹が出た。

GTDは、そんな思考のわたしもやりやすそうに見える。これまで、『タスクを書き出す』と『タスクを小分けにする』は取り組んできたけれど、優先順位付けとそれの守り方、そして中長期プロジェクトの遂行方法はあまりしっかり確認してこなかった。

・プロジェクト
プライベートや仕事での「オープン・ループ」の中で、一回以上の物理的動作が必要な、複雑な仕事は「プロジェクト」になる。これらは常に追跡し、定期的に見直す。プロジェクトに関する「次のアクション」は後回しになり、随時進めていく。

-Wikipedia 「Getting Things Done」 より

工程が複雑なことに混乱したりめんどくさがったり怖気付くのをやめる、今の自分に一番必要なのはそれらである気がしている。

優先順位を決めても守れないのは、どうしたらいいんだろうな………。今思いつく中で良さそうな『① 生身の人間に監視を頼む』と『② 自分にご褒美を用意する』は両方ためして、少々の効果はあったけれど劇的ではない。会社員になって上司を持てば①はできるんだけれど、やりたいことが会社員ではないのが痛い。

自分で決めたことを無視して今やりたいことに突っ走るこの頭をどうにかできたら、いままで凝り固まってきた気持ちも自責の念も、かなり解きほぐされて、自分の足下を自分で作っていけるようになると思う。

どんな流れの中にいても、翻弄されずにいられるようになりたい。